RK
スポンサード リンク
RKとは
RKは、長い実績があり、完成度の高い近視手術の術式です。ロシアのフィヨドロフ博士がRK法という近視手術の基本形を開発し、急速に世界中に広まりました。
RKでは、角膜中央の光軸の周りに放射状の浅い切れ込みを入れます。
すると、中央から外側に向かって働く眼圧の作用で角膜が広がり、レンズのカーブがゆるやかになり、光の屈折率が変わって近視が矯正できるという仕組みです。
網膜の手前で焦点が合い、像がぼやけて見える症状が近視ですが、屈折率を変えることで、きちんと網膜に像が結ばれて、ものがはっきりと見えるようになるのです。
角膜は非常に回復能力の高い組織で、術後数時間で切開された部分が埋まり、平常の状態に戻ります。
しかし、切れ込みの傷が修復した時、すでに屈折率が手術前と違っているのです。この切れ込みの数や入れ方は、視力状態、年齢、性別などの条件によって決まってきます。
現在ではコンピューターの発達により、世界中で行なわれているRKの膨大なデータを分析して、これについての極めて正確な予測を立てることが可能になっているのです。
RKの安全性
RKは長い歴史と、何百万人もの視力回復者、そしてその膨大な症例のデータベース化と、安全性の証明が強みです。
副作用や合併症の報告はありますが、失明等の重大な失敗例の報告は、いまだ一例もありません。
アメリカの調査では、RKで0.5以上に裸眼視力が回復した人は、軽度近視で9割以上、中程度で8割、強度近視でも6割以上という結果を報告しています。
さらに、「当初予測していた程の視力回復がなかった」人は、全体の1パーセント程度に過ぎませんでした。
アメリカでは、近視手術は、年間数十万人の人が受けている、何ら特別ではない、近視矯正のごく一般的な方法なのです。
コンタクトレンズによる眼の障害は最近増加しています。
アメリカのコンタクト装用者のうち、1パーセントに角膜障害が発生し、しかも大部分が角膜潰瘍という、決して軽度ではない障害だといわれています。
このことから、多くの眼科医が「RKのほうがコンタクトよりも安全」と断言しているのです。
mini-RK
この様に有効性と安全性が大変高いRKですが、さらに「安心度」の進んだmini-RKと呼ばれる術式が行われています。
基本的なメカニズムは同じですが、mini-RKは、放射状に入れる切開線の数と長さがRKとは異なります。
従来のRKでは、切開線の数は最高12本程度でしたが、mini-RKでは多くても8本で、長さも短くなっています。
切開線が多くなればなる程、眼球の強度が低くなるのではないかという指摘がされていたRKですが、こうした懸念をmini-RKは切開線の数と長さを減らすことでクリアしたのです。
切開線が少なく短いため、mini-RKの視力の矯正度は、RKのの90〜95パーセント程度です。
しかし、ほとんどの軽度から中程度の近視の人ならば、このmini-RKで満足のいく視力を得ることができます。
RK同様、手術の所要時間は両眼で10分程度です。こういう理由から、最近はほとんどのRK手術といわれるものが、mini-RKで実施されるようになっています。
RKの手術
RKの手術では、両眼を同時に行います。RKとmini-RKの違いは、切開する溝の数と長さだけですから、手術の手順は全く同じで、以下のような流れになります。
1.患者は、手術台に仰向けに横たわります。顕微鏡に対して眼球がしっかりと上を向くよう、頭部を固定します
2.開瞼器を着け、眼を開いたままで固定します。この状態のままで、眼と眼の周りを洗浄・消毒します
3.縮瞳剤を点眼します、これは瞳を一時的に小さくするためです
4.麻酔剤を、手術直前に点眼します
5.オプティカルゾーン(角膜中央から直径3〜4ミリの光軸)を特殊インクのマーカーでマーキングします
6.切開する溝の数を近視の程度に応じて設定し、溝のラインをマーキングします。乱視の矯正を同時に行う場合には、さらにTカットのためのマーキングも施します
7.専用の顕微鏡でダイヤモンドメスの刃先を確認し、前もって測定しておいた切り出し寸法(切開の深さ)を設定します
8.切開部周辺の角膜の厚さを、角膜厚測定器で、間違いのないように複数回測ります
9.7〜8ミリの切開ストッパーリングを輪部外周に設けて切開が角膜輪部を越えないようにした後、マーキングしたラインに沿って、オプティカルゾーンのマーキングから放射状に切れ込みを入れていきます
10.切開が終了したら、生理食塩水で傷跡を十分に洗浄し、抗生物質を点眼します
11.開瞼器をはずして、もう片方の眼の手術を同様に行います
手術の所要時間は両眼で10分程度ですが、乱視の矯正を同時に行なう場合、もう少し長くなります。