PRK

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PRKとは

「角膜表層切除手術」と訳されるPRKは、米国コロンビア大学のトロッケル医師とIBMのスリニバサン博士との共同研究で開発されました。

ダイヤモンドメスを使い、角膜の中央に全く触れないRKに対し、PRKではエキシマレーザーを照射し、角膜中心部の表面をサブミクロン単位で薄く削り、角膜のカーブをなだらかにして、近視を矯正していきます。

削られた表面は、1週間ほどで角膜上皮が再生し角膜全体が覆われますが、その間、眼の保護のために治療用コンタクトレンズを装着します。

実際の手術では、レーザーの照射時間は30秒、手術全体の時間も5〜10分程度です。

RKでは限界のあった強度の近視や乱視の矯正も可能にしたPRKですが、デメリットとして、比較的強い術後の痛みがあります。

また、ほかの方法と比べ、視力の安定に多少の時間を要するため、両眼を一緒に手術できません。

手術は一般的に1か月ほどの間隔をあけて行なわれ、1〜2週間で術後視力は回復しますが、完全に安定するには3〜4か月間が必要です。

現在、この手術で視力を取り戻した人は世界中に数十万人存在します。

PRKの手術

PRKだけが、近視手術の中では唯一片眼ずつ行なわれます。視力が安定するまで1か月の間隔が必要ですが、希望により両眼を同時に行うこともあるようです。

1.患者は手術台に仰向けに横たわり、頭部を固定されます。この時、レーザー機器本体の手術顕微鏡の対物レンズの固定灯に対して、眼球が垂直に上を向くようにします

2.開瞼器を着け、眼と眼の周りを洗浄・消毒します

3.瞳を一時的に小さくする縮瞳剤を点眼します

4.麻酔剤を、手術直前に点眼します

5.あらかじめレーザーを7〜8秒照射します、これはレーザーで照射する位置のマーキングのためです

6.角膜上皮をメスで薄くはがします

7.レーザーの本照射が行なわれます。照射の間、患者は対物レンズの固定灯の光源を見つめます。照射時間は8〜20秒で、これは近視の度合いによって違ってきます。眼標の屈折量を入力すると、レーザー照射のエネルギーや照射量が自動的に算出・設定されるようになっていて、非常に精度の高い照射が可能になっています

8.レーザー照射後は十分に洗浄し、抗生物質と抗炎症剤を点眼します

約10分で手術は終了です。術後2〜3日目から削り取られた角膜上皮が回復を始め、約1週間で再生・修復します。

その間医療用のソフトコンタクトレンズで角膜の保護をする必要があります。さらに、不用意に清潔でない手で眼やその周囲をこすると、細菌による感染が起きる恐れがあり、充分な注意が必要です。