近視手術って?

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近視手術とは

近視手術とは、これまで網膜の前方で焦点が合っていたものを、ダイヤモンドメスやレーザーを用いて角膜の屈折率を変え、視力を根本的に矯正する方法です。

外科手術である近視手術が可能なのは、角膜が非常に強靭で再生・回復能力が早いためです。

この角膜は、内部に向かって5層に分けられ、最も表面にあるのが「上皮層」です。傷つきやすい環境にあるため、旺盛な再生・回復能力を持ち、絶えず新陳代謝を繰り返しています。

次の「ボーマン膜」はたん白質からなる薄い膜で、その役割はまだ解明されていません。3番目の「実質層」は角膜の9割を占め、透明性を保持し、角膜の中心となる層です。

4番目の「デスメ膜」は非常に強靭で薄く、再生能力があり、角膜全体を強固に保ち、深部にダメージを与えないよう防御する役割も果たします。

最も深部にある「内皮層」は、片眼約25億個の高密度の内皮細胞で埋め尽くされ、角膜の組織に酸素や養分を供給する非常に重要な部分です。

一度傷つくと再生出来ないこの細胞は、加齢によって年々減少しますが、何らかの損傷で激減すると眼に深刻な影響が出ます。

近視手術は、これらの角膜組織の強靭さ、再生・回復能力の高さを利用して行われます。

さらに角膜は、免疫力が抑えられていて異物反応が起きにくいという、近視手術に適した特性を持っています。
 

ダイヤモンドメス

近視手術の精度の向上には、コンピューターの発達に加え、ハイテク技術の発達が大きく貢献しています。

例えば、角膜測定機器「トポグラフィー」は、最近のハイテク技術を搭載しており、精度の高い手術をするため必要不可欠なものです。

この機器は、角膜の厚さや形状を非常に正確に把握することを可能にしました。

この他にも種々多様なハイテク医療機器が用いられている近視手術ですが、とりわけダイヤモンドメスは現在のRKに欠くことのできないものです。

切開するといえば、あの金属製のメスを思い浮かべるかもしれませんが、ダイヤモンドメスはそれとは全く別ものです。

ダイヤモンドメスは刃先の調節がミクロン(1ミクロンは、1ミリの1000分の1)単位で可能です。

中心部は0.5ミリ、一番厚い周辺部でも1ミリにも満たない角膜に、微妙な深さで溝を入れるため、角膜の切開は非常に繊細さの求められる作業です。

しかしダイヤモンドメスの開発によって、この非常に精度の高い手術が可能になりました。

医師の技術力を要する

このような高度なハイテク技術や膨大なデータベースが、現在の近視手術の安全性を支えています。

しかし、医師の技術力と経験が最終的な手術の善し悪しを決定するのは言うまでもありません。

いくらコンピュータ制御で行なえるようになったといっても、近視手術は外科手術であり、非常に繊細さを要求される手作業であることに変りはありません。

当然、医師の腕や技量に左右されるところが大きいのです。皆さんは、執刀する医師がどれだけ経験を積み、高い技術力を持っているのかを見極めなければなりません。

とは言っても、1、2回の面接だけでそれを判断するのは困難でしょう。判断の目安のひとつとしては、色々な種類の近視手術を手がけているかどうかがあげられます。

さらに、カウンセリングの席でなるべく色々な質問をしてみるのもいいでしょう。経験のある医師であれば、必ず誠意ある態度であなたの質問に応えてくれるはずです。

いずれにしても、注意深く、慎重に病院と医師を選ばなければなりません。