視力障害ー近視 遠視
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近視
近視とは、近くは見えるけれども、遠くが見えづらいという状態をさします。近視の場合、角膜と水晶体を通過した光が網膜の手前に焦点を合わせてしまいます。
その結果、網膜上で不鮮明な像が結ばれることになります。近視は度数が強くなればなるほど、焦点がますます網膜の手前に結ばれてしまい、遠くのものが見えにくくなります。
近視になる原因は2つ考えることが出来ます。ひとつは、眼軸の長さが長くなってしまう軸性近視です。
眼軸とは角膜から網膜までの距離で、通常等25ミリくらいですが、30ミリくらいに伸びてしまうと、焦点は網膜の手前で結ばれることになり、近視になります。
もうひとつの原因は、レンズの役目をしている水晶体の屈折異常によるものです。水晶体は近くのものを見るときには緊張して厚くなり、遠くのものを見るときはゆるんで薄くなります。
しかし、近くのものを長時間凝視するような生活習慣をつづけていると、水晶体は常に緊張して厚くなったままとなり、遠くを見ようとしてもゆるまなくなってしまい、近視の状態になります。
こうした屈折異常で起きる近視を「屈折性近視」 といいます。
遠視
遠視は、近視とは逆で、遠くは見えるけれども近くが見えにくい状態です。遠視には近視と同じく「軸性遠視」と「屈折性遠視」の2種類があります。
「軸性遠視」は眼軸の長さが短すぎるために、網膜よりも後ろに焦点が結ばれてしまう状態です。遠くを見るときは眼軸が短くても焦点が合いますが、近くを見るときには焦点が合いません。
赤ちゃんや幼児が遠視気味なのは、眼球が未発達で限軸が短いからです。
成長とともにしだいに伸びていき、やがて正視になりますが、大人になっても眼軸が十分に伸びないと、軸性遠視になります。
「屈折性遠視」は、角膜や水晶体の屈折率が小さすぎて、網膜の後方に焦点が結ばれてしまう状態を言います。
眼には調整機能があるため、焦点が多少ずれていてもピントを合わせることができますが、つねに調整機能を働かせていなければならないため、眼精疲労や偏頭痛、肩こりといった症状が出て、初めて遠視に気づくというケースもよくあります。